SABIHAAプロジェクトについて

ボランティア要請内容である、「SABIHAAの普及」について説明したいと思います。

【国際協力60周年】知れば知るほど奥深い!ネパールの森林保全を支える「SABIHAAモデル」とは?

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1 SABIHAAとは?

ネパール語ではसामुदायिक बिकाश तथा हरियाली आयोजना(Saamudaayik Bikaas Tathaa Hariyaalii Aayojanaaの略)

英語ではCommunity Development and Greenery Project

日本語だとコミュニティ開発と緑化プロジェクト、ですね。

JICAが20年ほど前に、ネパールの森林保全と住民の収入向上の両立を目的に作ったプロジェクトです。

昔々のネパールでは、住民たちがきちんと主体的に山を管理し、適量を伐採してうまく循環していました。ある時、山が政府の所有になり、住民による管理が行われなくなりました。また、住民の生活のために違法・過度な伐採も増え、山はどんどん荒廃していきました。

そんな状況を背景に生まれたのがこのSABIHAAプロジェクトです。

このプロジェクトの要旨は、「住民主体で山の維持管理を行い、併せて住民の生計向上も図る」というもの。単なる森林保全活動行うだけではなく、総合的な村落振興も併せて行うことで、効果的な森林保全につながるという考え方です。

プロジェクトの当初は単なる林業普及計画だったようですが、調査の結果、「住民主体」かつ「住民の生活ニーズを満たす」ということがプロジェクトの普及に不可欠だ、ということが分かったようです。

 

2 プロジェクトのプレイヤーは?

プロジェクトを推進するプレイヤーはどのような人たちでしょうか。

まず、各村単位でWCC(Ward Conservation Committee)という保全委員会が作られ、資源管理の役割を担います。また、社会的弱者、つまり、ハンディキャップを負った人や、社会的地位が相対的に低い女性の意見も集約するためのグループも作ります。これは通称POWER(Poor,Occupational Caste and Women’s. Empowerment for Resource Management)グループと呼ばれます。

また、各村を代表して郡の土壌保全事務所と住民をつなぐ役割の「モチベーター」も設置されます。

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モチベーターのラクシュミーさん(左)とミラさん(右)

そして、郡の土壌保全事務所の技術者がプロジェクト責任者としてSABIHAA普及の役割を担います。

基本的なプレイヤーは上記のWCC, POWERグループ、モチベーター、土壌保全事務所であり、それらが主体となりプロジェクトを進めます。JICAボランティアは土壌保全事務所に配属され、モチベーターのような役割を果たします。

 

プロジェクトの進め方は、各村でどのように資源管理が行われ、どのような取組みがされてきたかにもよりますが、基本的にWCCやPOWERグループを作り、その中で村の将来像を話し合い、年間計画に落とし込み、それを実行していくという感じです。具体的には、村へのフィールドビジットや隊員間の勉強会、SABIHAA普及の仕事を行いながら把握していきます。

 

 

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Day 72×ベグコラ村初訪問。プロジェクト対象3つ目の村へ。×२०७५. जेठ २५ | Prabodh's Diaries in Nepal にコメントする コメントをキャンセル