SABIHAA事業3年間の集大成~ 自己評価ミーティング~

なますて!青年海外協力隊としてネパールで活動中のプラボードです!日々の活動記録を中心に、ネパールのことや協力隊のことなどを書いています~

今回は要請内容のSABIHAAがひと段落しましたよーというお話。

1 これまでの経緯

 要請内容であるSABIHAA事業推進。派遣以来、ネパール政府の制度改変などの影響で、 正直活動としてはあまり深くできていませんでした。

 郡がなくなり州制度が導入されたことで、郡と名の付く事務所は全て解体。それに伴い配属先も消滅。代わりにできた土壌保全系の事務所は州一帯を管轄する大きい事務所に生まれ変わったものの、場所は隣郡のクスマに所在。片道1時間半かかる道。JICAからも、定期的に報告するだけで、別に出勤しなくてもいいよということに。

 そして、SABIHAA事業の予算が下りたのは、村役場。

 これまでSABIHAA事業の経験なんて皆無の役所。当然、予算が下りたところでナニコレ?状態。

そんな状況を見かねてか、ネパール政府とJICA合同主催で説明会を開催。しかし開催したのが年度残期間4か月しかないという遅すぎるタイミング。。

 たった4か月で何が出来るんじゃ!正直、もうSABIHA終わったわ、、ネパール側としても、もうやりたいと思ってないんじゃないの?SABIHAA隊員の仲間うちでも不満爆発。

 そんな中でわれらSABIHAA部隊はそれぞれの地で奮戦。そもそも、下りた予算をSABIHAAに使うのか使わんのか、使うなら、JOCVがやり方をレクチャーするワークショップを開こう!とか色々考えておりました。

 翻り、我がミャグディ郡については、以前からSABIHAAをやっていた地域に再び SABIHAA予算が 下りたため、そのまま事業を継続することに。

 というわけで、形的には一応3年間キッチリSABIHAA事業を完遂しましたよ、と言える状態が見えてきたのです。

 さて、ガイドラインを見返してみると、年度ごとに自己評価ミーティングをやるべし。そう定められています。

 ならば、自己評価ミーティングを開催して、3年間の振り返りとこれからどうするか話し合う場としよう!SABIHAAをきっちり完成させるんや!と思い立ち、企画立ち上げに至りました。

2 自己評価ミーティング準備

 さて、企画をしたはいいものの、協力者がいないと始まらない。オフィスのカウンターパートは電話で話しても「ふんちゃ、ふんちゃ(OK,OK)」ばかりで具体的な話に乗ってくれない。州オフィスの人も、SABIHAA事業の権限はないので協力を求めるのは厳しそう。予算が下りている村役場はそもそもやったことないからわからない、、となると頼れるのは一人。

そう、モチベーター。

村のまとめ役として、村と役所のつなぎ役として長年活動をしてきたモチベーターに相談するしかない!助けて!と泣きつく。

そうして、予算が下りたドバ村とオカルボット村のうち、ドバ村のモチベーター、ジュナさんとミーティングを実施。やってみよう!となり、企画が動き始めたのです。ちなみに、オカルボット村のモチベーターは学生で「学校が忙しいから、、」と話すらできませんでした。モチベーターとしての給料もらってんだろうが働け!と憤慨したのは内緒。

役割としては、ジュナさんが村内の調整、議論のまとめ役、私が資料作り、偉い人への声掛けを担当。

作成資料は、グループに渡す賞状、スパイダーチャート、ネパ語の質問票です。歴代のSABIHAA隊員の先輩方の資料を大いに参考にさせてもらいました。

自己評価ミーティングのやり方としては、まず、30個の質問票を用意。、、

はい、この時点で実はモチベーターが「30個もあるんじゃ頭が痛くなっちゃうわよ。笑」と苦笑していました。だってガイドラインに書いてあるんだもん!

質問内容は主にグループ活動に関するもの。例えば、

「意思決定の過程で全メンバーが議論に参加しているか。」、「全員が責任感持って仕事をしているか。」、「メンバーの半分以上は女性で、ダリットなども含まれているか。」、「役所への計画を自分たちで作って申請できるか。」、「重要な意思決定はメンバー間だけでなく、Wardの住民にも情報が提供されているか。」、「メンバー全員から預金を集め、ローン返済や利払いは滞納していないか。」、「ローンは収入向上活動に充てているか 。」、「能力開発がされているか。」、「人前で恥ずかしがらずに挨拶ができるか。」 等があります。

3 自己評価ミーティングの様子

本格的な自己評価ミーティングの前に、今回ドバ村を訪れたJICA事務所、土壌流域管理センター所長とカウンターパート、長畑JVに歓迎の儀式と上席からグループの人に賞状授与。

質疑応答の時間も。例えば以下。

Q「3年間のSABIHAA事業で何が変化したのか」、A「貯水タンクと水道の設置により、安全で手軽に水が手に入るようになった。またそれによって、安全な野菜も手に入り、健康面でも良くなった。」

Q「3年間の事業で何が大変だったか」、A「遠い集会所まで毎月行くのが大変だった。」

Q「貯水タンクができる以前はどのように水を確保していたのか。また、水確保までの時間を節約できた分、どんなことができるようになったか。」、A「以前は山奥の水源まで毎日取水しに行っていた。貯水タンクが各ワードに1つずつでき、家の近くに水道も引いたので、かなり時間を節約できた。この節約した時間で収入向上の活動が出来たり、集会に集まりやすくなった。」

さて、本題の自己評価ミーティング。

ドバ村には9か所のWard(区)があるので、9か所に対し、これら30個の質問をもとに振り返っていきます。

ただ、まあ、自己評価なので、この辺はネパール人の性格がよく表れますね。

つまり、めっちゃ良い方に取ろうとする、とか何も考えず良い点数を連呼する、5問くらいで飽き始めるとか、、

終始楽しそうにやってるのでよかったのですが笑

SABIHAA事業で作られた上水タンクや水路、緑化活動で植えるオレンジの苗。

4 この村に残ったもの

今後はおそらくSABIHAA予算はつかない見通しです。

ですが、3年間きちんと活動してきたので、今後もグループ活動を継続するかどうかの話し合いを再び持つようです。

正直、今まで私が関われた部分はほとんどありません。

全て村の人の自助努力でここまでやって来れたこと。

3年間の事業で得たものは、上段水道タンクや水路、収入向上の技術だけではありません。

この村に住み事業を成し遂げた人々の経験こそ、一番の財産だと思います。

広告

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください